転職コラム

第二新卒の市場価値は高い!転職成功へは“やばい”印象を払拭するのがカギ

「第二新卒」とは、新卒として入社した会社を3年以内で退職した若者の総称。

3年以内と短い職務経験や社会人経験の浅さから、第二新卒は転職活動において市場価値が低いイメージが強く、

この人は解決能力がなく、反省や改善をしないのかもしれない

現状の打破や努力より、先に退職を選ぶんだな…

などの「やばい」「使えない」という偏見が企業間に蔓延しているのが現実です。

しかし、第二新卒の持つ「若さ」や「ポテンシャルの高さ」は、転職において市場価値の高いものとして評価されつつあります。

特に人手不足に悩む情報サービス系の企業や飲食業界などは、同業他社から転職してきた第二新卒を歓迎している傾向にあるのです。

その理由は、「新卒と同じくらいの若さで、未経験ではない」という即戦力と視点活躍に期待してのものです。

この記事では、転職活動における第二新卒の市場価値の高め方をご紹介しています。

第二新卒の市場価値が高い理由4つ

第二新卒へ企業が向ける目は「やばい」「使えない」など散々なものというのは前述の通りですが、そうしたイメージも逆手にとってしまえば第二新卒は「市場価値の高い人材」として大変身を遂げることができます。

第二新卒が転職において市場価値が高い理由には、以下の4点が挙げられます。

  • 若いため企業に貢献できる期間が長い
  • 新卒・既卒に比べて採用後の教育コストがかからない
  • 中途に比べて柔軟性や適応力がありポテンシャルが高い
  • 企業のタイミングに合わせて比較的短期間で入社ができる

第二新卒に対する企業の目線が厳しい原因の一つに「若いから」「経験が浅いから」と言ったものが挙げられますが、欠点とは得てして長所と表裏一体。

「若く」「すぐに働ける」第二新卒は、企業に貢献できる期間が物理的に長くなるほか、短いとはいえ前職での経験を持っているため、すぐに業務に馴染める優秀な人材としてのポテンシャルが高いことで市場価値が上がっています。

第二新卒は、フレッシュな即戦力が欲しい企業のニーズをピッタリと満たしてくれるため市場価値が高いとみなされることも多いと言えるでしょう。

ここでは、第二新卒の市場価値が高い理由を詳しく解説しています。

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若いため企業に貢献できる期間が長い

第二新卒とは「新卒から3年以内に退職している若者世代」を指すため、平均年齢は24歳程度とかなり若手です。

また24歳程度ですと、フリーターや未就職(労働経験がない)の既卒求職者たちの多くが「初めての正社員就職」に乗り出すタイミングでもあり、周りと比べてもビジネスマナーなど企業が求めているスキルをある程度身につけた人材として重宝されることもあります。

「若く経験が浅くて使えない」という第二新卒のマイナスイメージですが、むしろその「若さ」こそが第二新卒が持つ強みと言い換えることができるのです。

前提として企業は基本的に、「転職を繰り返さず、自社でなるべく長く年月勤めてくれる人材が欲しい」と考えて採用活動を行っています。

第二新卒は「早く辞めそう」というハンデを抱えている反面、その年齢の若さから「長く勤められる」という物理的な側面で市場価値が高く見られています。

第二新卒者は転職活動において中途応募者と同じフィールドで戦うことが強いられ、経験や知識・スキル共に成熟した中途と肩を並べるのは一見不利なようにも見えます。

しかし、30代・40代となってから転職活動を開始した中途応募者は、スキルや経験があっても企業に勤められる期間が短くなってしまうのは明確です。

できることなら長く勤められる人材が欲しいと思うのはどの企業も同じなので、20代前半で転職活動をしている意欲ある代に新卒者の市場価値が高くなっているというわけです。

年月による市場価値は、中途採用者が絶対に手に入れることのできない圧倒的な強み。

第二新卒は若いぶん同じ中途採用枠の求職者よりも働ける物理的な期間が長くなり、これから成長していきたい意欲ある企業では特に重宝されます。

さらに”若い”ために適応力や行動力も他の中途採用者より高いとみなされることが多いのも特徴。

また「経験が浅い」ということは、知識の吸収率も無駄な経験や知識に邪魔されない分、覚えるのが早いのも魅力です。

以上のことから若さがある第二新卒の市場価値は高いと言い切ることができるため、貢献できる期間が長いこと、高い適応力があることをアピールポイントの中心に据え、長く同企業で働いていきたいことを強調していきましょう。

新卒・既卒に比べて採用後の教育コストがかからない

現代、誰しもが「支出を少なく、収入を多くしたい」と考えているはずです。

それは企業が従業員を採用する際も同じで、できる限り長く働けて、かつ優秀な人材を低コストで採用したいと、どの企業も理想を思い描いています。

そこて、第二新卒の市場価値が高まりを見せ始めます。

若さという点で市場価値の高い第二新卒ですが、実は採用コストという点でも市場価値が高いのが第二新卒の強みです。

企業が1人を採用する際にかかるコストは、新卒採用枠が最も高く、そこから中途、バイトと安くなっていくのが一般的。

中途採用枠で募集がかけられる第二新卒は、「若い即戦力」を「安く採用」できる素晴らしい人材として、一刻も早く動きの良い人手が欲しい企業からの市場価値が高い傾向にあります。

また採用コストについて、新卒の教育コスト平均が1人あたり40,000円近くで、中途の教育コスト平均が1人あたり35,000円となっており、多くの人材に活躍してもらいたい企業としては第二新卒が魅力的に映るのは必然であると言えます。

以上のことから、第二新卒は不要なコストがかからずに活躍を期待できる人材として、市場価値が高いといえるのです。

中途に比べて柔軟性や適応力がありポテンシャルが高い

企業が人材を採用する際、重要視するのは応募者の期待値、すなわちポテンシャルの高さです。

第二新卒とはそのほとんどが24歳程度と比較的若手のため、スキルアップや昇進を目指す向上心や学ぶ意欲の高さを見せることが転職成功へのカギです。

それだけで、第二新卒の市場価値はグッと高まります。

第二新卒の欠点とされる「経験の浅さ」も「柔軟性がある」と言い換えることで市場価値を高めることができます。

中途採用者はスキルや経験が豊富であるといった点で市場価値が高くなっていますが、反面こだわりが強く、前職でのやり方やマイルールをなかなか変えようとしない点が特徴です。

一方第二新卒は中途採用者に比べて前職のローカルルールなどに染まり切っておらず、適応力が高いと見なされることが多い傾向にあります。

新しい企業の社風ややり方に馴染みやすく、また若さから来る知識の吸収率も高いため、柔軟に適応できる能力があると考える企業も多く存在しています。

長年同じ企業に勤めてきた中途社員は、前職の社風や働き方の影響を強く受け、転職先に馴染むのに時間がかかってしまうという懸念点が挙げられます。

いくら経験が豊富でも、職場の人間となかなか馴染めない人材は企業側も持て余してしまいますよね。

その点からもわかるように、第二新卒は柔軟性を全面に出しポテンシャル採用を狙ったり、意欲や向上心の高さを見せつけることでその市場価値を高め転職を有利に進めることができます。

企業のタイミングに合わせて比較的短期間で入社ができる

第二新卒として転職活動をしている方のほとんどは、すぐにでも転職したいと考えている方が多いはずですよね。

良い企業があればすぐにでも就職できるよう、あらかじめ退職を済ませている第二新卒の方も少なくないかもしれません。

「後先を考えていない」と評価する企業もあるかもしれませんが、むしろそのフットワークの軽さこそが、第二新卒の市場価値が高い理由の一つです。

第二新卒の魅力は、卒業を待ってから入社を決定してもらわなくてはならない新卒に比べて、超短期間で新卒と大差ない年齢かつ、新卒に比べ社会人スキルを持っている戦力であること。

新卒の場合は在学中に就職活動をし、入社が半年後などになってしまいますが、第二新卒では企業が欲しいタイミングに合わせて入社を果たせるのも市場価値が高いと評価される点です。

第二新卒の市場価値が高いのは、若い即戦力が欲しい企業は歯痒い思いをせずに思い描く人材を採用することができるためなのです。

「若い戦力」となれる第二新卒は、平均1.5ヶ月程度と短期間で転職を決定できるうえ、新卒とあまり年齢に差が生じないため、勢いのある企業ほど高い市場価値を見出しているといえます。

ビジネスマナーや報連相といった基本的な社会人スキルを教える必要がなく、また若さゆえのポテンシャル・柔軟な対応力なども期待されています。

以上のことから、第二新卒は年齢も若く入社までがスムーズであるため市場価値が高いと結論づけることができます。

第二新卒の転職者がマイナスの印象にとらえられている点

即戦力としての期待値が高く、市場価値のある第二新卒ですが、拭きれないマイナスイメージがついて回っているのも事実です。

第二新卒がマイナスの印象を持たれている点としては、以下の2点が挙げられます。

  • 3年以内に仕事を辞めている短期離職者である
  • スキル・実績が乏しい

やはり、スピード退職をしたが故のハンデである「離職期間」と「経験値の浅さ」が重い足枷となることは事実のようです。

早くに会社を辞めてしまうという堪え性のなさや他責思考が「やばい」、実績や経験がない状態で転職をしている点で「使えない」と評価する企業は珍しくなく、意欲や目標を持って転職に臨んだ第二新卒が最初にぶつかる壁となっています。

ここでは、第二新卒に持たれている「やばい」「使えない」といったイメージについて解説しています。

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3年以内に仕事を辞めている短期離職者である

第二新卒は求職者それぞれが持つ知識や専門性によって、個々のスキル自体にばらつきはありますが、全ての第二新卒が持つハンデとして「3年以内に仕事を辞めている短期離職者」という点が挙げられます。

短期離職者は転職活動において非常に不利で、「またすぐに仕事を辞めてしまう人」のレッテルを、本人の意思や能力とは関係なく貼られてしまいます。

短期離職者は仕事についても些細な理由で再び退職すると偏見を持たれることも多いため、新卒入社から3年以内で離職している第二新卒は“短期離職者”というだけで市場価値が下がります。

企業としてはもちろん長く勤めてしっかりと貢献してくれる根性と向上心のある人材を求めているため、短期離職者である第二新卒を採用する際、慎重になってしまうのも無理ありません。

企業は転職を希望してやってきた第二新卒に対して、退職理由などを慎重に聞き取りするほか、話し方や考え方といった面も総合的に判断しています。

そのため、第二新卒は自らの市場価値を落とさないためにも、退職理由を説明する際は注意深く言葉を選ぶ必要があります。

「やりがいがなかった」「成長できそうになかった」など他責の理由は、企業側からすると「不満があればすぐに辞めてしまう人材なのだな」とみなされてしまう可能性が否めません。

他責思考の強い退職理由を並べる第二新卒に対しては、優秀な人材であればあるほど採用をためらう人事担当者は多く、転職活動も難航してしまうでしょう。

すぐに辞めてしまう危険性のある人材に関しては、重要な仕事を振れないことはもちろん、情報を持ち逃げされる懸念も持たれているため、第二新卒が成長を求めて入社したくても自分が求めるような結果が出ないこともあります。

企業の“すぐに辞めてしまうのではないか?”という警戒心を弱めることが、第二新卒が理想的な転職を成功させるために取るべき手段だと言えます。

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スキル・実績が乏しい

第二新卒は早くに退職した新卒入社直後の若者たちを指すため、仕事内容によっては業務を学ぶ時間や実績・スキルを積む時間を待たずに退職した人たちであると思われがちです。

そのため、エンジニアなど専門技術が求められる職場や、営業職などその人それぞれのテクニックが重要視されるような職種などですと、そのスキルや実績の乏しさゆえに、第二新卒は敬遠されてしまう傾向があります。

第二新卒の採用枠は経験や実績を十分に積んでいる「中途採用者」と同じ採用枠で戦うことを強いられるため、実績・経験という面でどうしても引けを取る第二新卒は不利な状況に立たされます。

中途採用者に比べ、市場価値や勝率もこの時点で圧倒的に下がってしまうのがわかるのではないでしょうか。

また多くの企業は即戦力を求めているため、第二新卒のスキル・実績の乏しさは市場価値を落とし、致命的なハンデとなって立ちはだかることでしょう。

若さやポテンシャルといった強みはある第二新卒ですが、3年以下という短い勤務期間で実績やスキルを十分に身につけるのは物理的に不可能です。

さらに、第二新卒の中には「前職を1ヶ月で辞めた」など異例のスピード退職をしている応募者も決して少なくなく、3年ギリギリまで勤めて退職した第二新卒に比べると、企業からの目線はもちろんスキルや社会人としての振る舞いといった点でもその市場価値は下がってしまいます。

本人の実力と任されている仕事内容によほどのギャップがある場合を除き、転職先の企業が求めるレベルに明らかに達していないと「スキル・実績が乏しい」とみなされ、転職活動も難航するでしょう。

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“やばい”“使えない”という印象を払拭し転を成功させるには

離職期間が早く、経験や実績も不十分なことから未熟・青二才のイメージを持たれ、「やばい」「使えない」などの不名誉なレッテルを貼られることも多い第二新卒。

「採用してもすぐに離職するやばい人が多い」「経験が浅くて使えない」という普遍的な負のイメージは、意欲あって転職に臨む第二新卒からしてみれば不本意極まりなく、第二新卒全体の市場価値が低いことに憤りを覚える方も少なくないのではないでしょうか。

ここで整理しておきたいのが、第二新卒の足枷となっているのは「若さ」「諦めの速さ」「経験の浅さ」の3点であることです。

一言でまとめると「若く根性がない未熟者」という企業からの印象に集約することができますが、言い換えれば若さは「可能性」、諦めの速さは「決断力」、経験の浅さは「ポテンシャルの高さ」とすることが可能です。

第二新卒は自分自身の境遇を引け目に感じている方も多いものですが、むしろ足枷をポジティブに解釈して売り込んでいくことで市場価値を高めることができます。

第二新卒が転職で成功する具体的な策としては、以下の点をアピールしていくと市場価値の高い人材として転職を成功させることができます。

  • 仕事への取り組み方や向き合う姿勢
  • 前職で学んだ知識を活かしていける可能性
  • スキルや経験のなさを補う熱意
  • 若者特有の素直な一面

意欲があり、吸収力が高い若者を求めている企業としては、すぐに働ける第二新卒にそうした人材がいる事実に高い市場価値を見いだすのは間違いありません。

第二新卒の市場価値についてのまとめ

第二新卒についてのまとめは、以下の通りです。

  • 企業からは「第二新卒は離職が早く経験も浅い人材」として認識されている
  • 第二新卒側は「若さとポテンシャル、吸収力の高さがある」と自己評価するべき

第二新卒は「早期退職者」「職歴が浅く職歴が浅くスキルの習得が未熟」など、市場価値が低いと思われているのが一般的な企業からの印象です。

しかし、第二新卒は新卒より即戦力になりやすく、既卒や他の中途採用者に比べて柔軟性や素直さがあるポテンシャルの塊である点は忘れてはいけません。

第二新卒が転職を成功させる為には、転職先の企業でどのように成長していきたいかという具体的なビジョンを面接で説明できること、エピソードとしては「前職での経験がどのように生きると思ったのか」「今後伸ばしていきたい部分」を中心として説明を組み立てるとスムーズでしょう。

勉強している、あるいは取得した資格の話題や役立て方などをエピソードに絡めて話すのも効果的です。

とはいえ、第二新卒として市場価値を高く保ったまま自分1人だけで転職活動をするのは心許ないという方も少なくありません。

そうした場合は、思い切って転職エージェントの利用を検討してみるのも新しい価値観に触れられておすすめです。

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