転職コラム

第二新卒の転職は職務経歴書に書く“退職理由”が重要!正しい書き方とは

第二新卒において企業側が最もリスクを感じるのは“早期退職”

「第二新卒」という単語を転職活動でよく耳にされることも多いと思いますが、まずこの「第二新卒」とは何なのでしょうか。

第二新卒とは、新卒から3年以内に前職を離職し、転職活動を行なっている平均25歳前後の若者の総称です。

第二新卒は、企業にとって「新卒採用よりローコストでフレッシュなパワーが手に入れられる」というメリットがあり、3年以内に離職というハンデを抱えていても積極採用しているベンチャー企業が多いというメリットがあります。

しかし逆に、第二新卒の「3年以内に離職」という条件が足枷となり、「すぐにうちの会社も辞めてしまうのでは?」と勘繰られてしまうというデメリットも抱えています。

企業側が第二新卒をリスク要員として警戒するポイントには、退職理由だけでなく「3ヶ月や半年など入社から離職があまりにも短期間」である場合なども含まれ、あまりに早期退職していると「我慢ができない人なのかな」と思われるケースもあります。

またあまりにも入社から離職が早いと、第二新卒に企業が期待する「新卒のフレッシュさと名刺交換などのビジネスマナー」が身に付いていないため、敬遠されてしまうこともあります。

第二新卒はメリットもありますがデメリットが大きいのも事実なので、企業との最初のコンタクト要素である「職務経歴書」に退職理由をいかに工夫して書くかがキモとなるのです。

“職務経歴書”は応募者をふるいにかけるために必要な書類

転職先企業の採用担当者が応募者の人となりを判断するために、1番最初に目にするものは、あなたの職務経歴書です。

企業側にとって職務経歴書とは、応募者の人格や仕事への姿勢を評価しふるいにかけるために重要視している書類です。

第二新卒は「早期退職者」というだけで企業側の選考の眼差しはやや厳しくなるため、職務経歴書で一工夫凝らすことが重要となってきます。

また、なぜ企業が職務経歴書をそこまで重要視しているかという点ですが、それは職務経歴書には前職の具体的な業務内容に加えて「退職理由が書いてあるから」に他なりません。

退職理由はネガティブな情報ゆえに人柄が出るため、期待できる人材かどうかを判断するのに非常に役立ちます。

応募者側の強みでは、転職の動機や意気込みはもちろん、得意分野を詳しく書き込みアピールすることができるのが、職務経歴書のメリット。

第二新卒は就職してから離職までの期間が短く、スキルや得意分野があまり書き込めないこともあると思いますが、そのような社会経験やスキルが乏しい場合はアルバイトの経験などを書き込んでも差し支えありません。

第二新卒ならではのフレッシュな情報が書き込めるのも、職務経歴書の強みです。

とはいえ、そう大量に書き込むエピソードを持っている人は少なく、また退職理由を好印象に伝えられる自信を、誰もが持っているとは限りません。

職務経歴書の書き方が第二新卒の転職ではカギを握っているとはいえ、

自分も第二新卒だけど、本当に転職できるか不安になってきた…

という方も少なくはないですよね。 

この記事で職務経歴書の詳しい書き方などをご紹介していますので安心してください。

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第二新卒の転職において職務経歴書に退職理由は書くべき

職務経歴書は、あなたの人となりやこれからこなしていく仕事への意気込みを採用担当者にアピールできる最初の場面です。

リスキーに捉えられがちな第二新卒の転職では、この職務経歴書をこだわって書き込むことが転職成功の近道ともなっています。

また、あまり大々的に書きたくない「退職理由」についてですが、第二新卒だからこそ退職理由についてはしっかりと記しておいた方が信用されやすくなります。

なぜなら、第二新卒の職務経歴書にある退職理由を見て、危険人物かどうか判断している採用担当者は多いためです。

社会人としての土台はあるものの未だ経験が浅いと見られる第二新卒は、退職理由が妥当であるか、環境や人のせいにする他責思考でないかなど、仕事への向き合い方そのものを審査される場面も多いもの。

採用担当者は「退職理由が自分勝手でないか」「退職理由は他責思考か」を職務経歴書にて判断し、今後自社でもすぐに辞めて行かない人材かを考えています。

また他責かどうかということの他に、転職することで応募者の労働環境が本当に改善されるのかも、職務経歴書から読み取れる情報の一つです。

応募してきた第二新卒が「本当に退職すべき職場環境だったのか」を、職務経歴書の説明で判断している採用担当者は少なくないことも覚えておきましょう。

以上のことを踏まえて、職務経歴書では、なるべくフラットに退職理由を説明し、言い訳がましさが出ないことが大切といえます。

退職理由を分析し、改善した結果どうなったかを書き添えられるとなお良いでしょう。

“退職理由”の正しい書き方

第二新卒であってもそうでなくても、職務経歴書への退職理由はあまり積極的に書きたい内容ではないですよね。

特に第二新卒の退職理由は「前職の社風が自分の肌と合わなかった」という理由が一般的であるため、「退職理由としてふさわしくないかも」と職務経歴書に書くことが躊躇われる場面もあるかもしれません。

しかし、正しい書き方をマスターしておけばその心配もなくなります。

まず大前提として、退職理由はえてしてネガティブな表現になりがちのため、「採用担当者からの印象が悪くなりやすい」という特徴があります。

そのため、採用担当者から好意的な印象を持たれるように、退職理由の気をつけて職務経歴書を書く必要があります。

退職理由の表現については、新卒入社から3年以内に離職している第二新卒は、特に気をつけなくてはならない点と言えるでしょう。

以下では退職理由で採用担当者から良い印象を持たれる内容について紹介します。

できるだけポジティブな表現を用いる

文字ではどうしてもこちらの温度感が伝わらないのも事実。

「やりがいがない」=「お客様の喜びをもっと手応えとして感じたかった」など、ポジティブに言い換えると、批判的にならずマイルドに伝わります。

反省し改善していくスタンスを見せる

前職の退職理由と合わせ、反省し改善したポイントを記すとともに、取り組んだ結果どのような成果が得られたのかまで書き込めるとわかりやすく、採用担当者もあなたの人柄を把握しやすいでしょう。

そして、向上心と意欲を見せられる表現を使うと転職が成功しやすくなります。

また、採用担当者は職務経歴書にある矛盾点を厳しくチェックしているのも忘れてはなりません。

自己PRと退職理由とに矛盾が生じていたり、履歴書と職務経歴書を見比べたときに論理的な破綻が見られたりするとお見送りになる可能性があるため、念入りに推敲を重ねることが第二新卒の転職では必要です。

さらに職務経歴書の退職理由と合わせ「自分で改善するためにどのように動いたのか」までをセットでかけるとなお良いでしょう。

改善に向けて動いたポイント・えられた成果を明記しておくことで、不満があるために「どうにかして貰えなかったから転職した」という印象を持たれなくてすみます。

ポジティブさと改善点とその結果を意識して職務経歴書を丁寧に作成すると、第二新卒でも合格の可能性はグッと跳ね上がるでしょう。

会社都合による退職の場合

退職には、自分から辞表を出して辞める「自己都合退職」と、会社に宣告されて退職する「会社都合退職」の2種類があります。

第二新卒の退職理由としては珍しいものとなりますが、会社都合での退職の場合、職務経歴書の退職理由の欄には「会社都合のため」と書き込むのが一般的です。

また、会社都合退職は「会社が倒産した」等のやむを得ない場合を除き、「会社から見放される人材」というレッテルを貼られてしまうため、転職活動では不利になります。

会社都合の退職とは、「会社の倒産」以外にも、「リストラ(解雇)」など会社があなたに判断を下した場合や、いじめやハラスメントが認められ「会社側に非がある」場合も会社都合として判断されます。

第二新卒は職歴も浅いことがほとんどであるため、退職理由を「会社都合」とのみ職務経歴書に書かれていると、採用担当者は「新卒で3年以内で解雇になったのか?」など様々なことを勘ぐってしまいます。

面接時に求められる説明も増えてしまいますので、第二新卒だからこそ職務経歴書の会社都合退職については具体的に書いたほうがいいでしょう。

また、具体的にといっても「倒産のため」と書くに留めておき、あまり前職の悪い評判を書き連ねるのはいただけません。

なぜなら、ネガティブな表現や前職の非難が続くと「この応募者は環境や人を責める他責思考なんだな」と思われ、採用担当者からの印象が悪くなる可能性があるためです。

採用担当者の理解を深める、補足情報程度に留めておくと会社都合退職でもバランスがいいでしょう。

もし解雇などあなたに理由がある場合は、改善に向けて取り組んだことなども共に記載とフォローとして優秀です。

本人都合による前向きな退職の場合

第二新卒の退職理由として最も一般的なことは「入社した企業で成長できる実感が湧かないため」というもの。

解雇や倒産といった会社に関与しない、自分自身の自由意志での退職を、「自己都合退職」と言います。

第二新卒は解雇されるような問題を起こすことは稀であるため、職務経歴書に退職理由を書く際は自己都合退職になることがほとんどでしょう。

職務経歴書に退職理由を書く際、本人都合(自己都合)の場合は「一身上の都合により退職」などと書くことが一般的とされています。

とはいえ、入社して半年などあまりに短期間で仕事を変えた場合などは採用担当者に怪しまれることもあるので、「一身上の都合により」と書くのみだと情報不足である可能性もあります。

そのため、「残業が多く資格勉強の時間が取れなかった」「スキルアップを目標に留学したため」など、できる限り具体的な退職理由を書くことがおすすめです。

第二新卒は短期間での転職になるため、具体的な退職理由を書かないと採用担当者からの疑念を晴らすことはなかなか難しいのが特徴です。

退職にあたって、資格取得や留学など前向きな動機があれば実体験と共にそれを記し、成長意欲を見せることが転職を成功させる秘訣と言えます。

やむを得ない事情があって退職した場合

自己都合退職、会社都合退職とも記し難い「やむをえない事情」で退職という選択をした第二新卒の方ももちろんいらっしゃるかと思います。

例えば「怪我や病気の治療」や「家族の介護」のためなどといった、自分の力ではどうにもならないような原因で退職せざるを得なかった場合です。

第二新卒でなくても職務経歴書に退職理由を書き込むのは抵抗感があることですが、いくら「やむをえない事情」だから「わかってほしい」と考えていても、あまり押し付けがましく伝えないことが大切です。

なぜなら、採用担当者・面接官は、「応募者は自社で活躍する場があるのか」「応募者は向上心があり会社をよくする人材か」といったことを中心に考えているため、応募者の身の上に対して基本的に同情を見せません。

残酷なようですが、例え「ハラスメントからくる健康上の問題」や、「業務中に生じた不慮の事故で負った後遺症」が退職理由であっても「本人の管理能力に問題があるのではないか?」と勘繰られる場合もあります。

職務経歴書には、やむをえない事情の内容ではなく、怪我や病気を乗り越えるためにどのようなアプローチを行なったか、といった点を詳しく書き込むようにしましょう。

偏見の目で見る採用担当者も少なくない第二新卒ですが、降ってきた課題にどう取り組んで改善しようとしたのかといった点が「今後我が社で働くにあたって良い影響を及ぼしてくれるか」を判断する材料になります。

成長意欲を発揮した部分が採用の可否に影響するので、ネガティブな情報よりむしろポジティブな情報の方をアピールするべきです。

第二新卒者は退職理由を面接の際にも必ず聞かれると理解しておく

入社から3年以内に離職した若者を指す第二新卒は、早期退職者という印象を必ず持たれてしまうので、職務経歴書への退職理由は具体的かつ誠実に書くことが転職成功への近道です。

なぜなら、転職先企業の採用担当者は、第二新卒の応募者がすぐに辞めてしまわないかどうかがとても気がかりであるためです。

せっかくコストをかけて採用した人材がすぐに辞めてしまうのは損失も大きく、企業としてはなんとしても避けたい道です。

特に早期退職者を中心とした第二新卒を雇う際は一層慎重になっており、転職までの期間が短いぶん、早く辞めてしまった理由を知りたい採用担当者は少なくはありません。

職務経歴書に詳しく書き込んでも、面接で再度質問されることは珍しくないのです。

そのため第二新卒たる応募者は、退職に至った理由を自己分析し、自分の改善点をできるだけ多く挙げた上で今後の展望を説明すると信頼度が上がります。

体調が悪く退職したが体調不良が回復していない

やりがいや昇給のため、まだまだ技術やスキルを上げる必要がある

など、現在の課題が改善できていないときは解決できてから転職活動を始めてもいいでしょう。

第二新卒の転職活動では、具体的かつ論理的に“なぜ退職したのか”という理由と“退職に至った課題をどう解決したのか”を説明できるかが重要。

職務経歴書を上手く書くだけでなく、面接時も同じことを質問されるものと理解して、退職した背景や具体的な事柄をきちんと説明できるようにしておきましょう。

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