転職活動に利用する人も多い、転職エージェント。
実際のところ転職エージェントって使うべきなの…?
と悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか?
この記事では、転職活動に転職エージェントを利用するべきかどうか悩んでいる方向けに、転職エージェントを利用するメリット・デメリットについて紹介していきます。
また、転職エージェントを利用するかどうかを正しく判断するための判断基準についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動に転職エージェントは使うべき?5つの判断基準

転職活動に転職エージェントを使うべきかどうか悩んでいるのであれば、以下の判断基準を参考に検討していきましょう。
- 応募したいと思える求人が掲載されているかどうか
- 自分のペースで取り組みたいかどうか
- 第三者の意見を参考にしたいかどうか
- 転職活動に取り組む時間を十分に確保できるかどうか
- 企業との交渉を自分でおこなえるかどうか
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 応募したいと思える求人が掲載されているかどうか
転職エージェントにはさまざまな求人が複数掲載されており、ほとんどの場合登録せずに閲覧することができます。
それらの求人の中に応募したいと思えるものがあるのであれば、その求人に応募するために転職エージェントを利用するべきです。
2. 自分のペースで取り組みたいかどうか
転職エージェントを利用する上で気をつけたいのが、転職活動への取り組み方についてです。
転職エージェントを利用する場合、間にコンサルタントが入るため、どうしても自分のペースで転職活動に取り組むのが難しくなってしまいます。
その都度コンサルタントに連絡しないといけない点ををわずらわしく感じてしまう方も少なくありません。
3. 第三者の意見を参考にしたいかどうか
転職活動に取り組む上で第三者の意見を参考にしたいと思うのであれば、転職エージェントを利用するべきでしょう。
転職エージェントのサービスに登録するとコンサルタントがついてさまざまなアドバイスをくれます。
ただ、あくまで参考程度にするべきであって、すべてコンサルタントの言う通りにしたり、鵜呑みにするべきではありません。
相手の意見に流されやすかったり影響されやすいという自覚のある方は、転職エージェントを利用せず、まずは自分で転職活動に取り組んでみるべきだと考えられます。

4. 転職活動に取り組む時間を十分に確保できるかどうか
転職を考えている方の中には在職中という方も多いかと思います。
働きながらだと転職活動に取り組む時間を十分に確保することができません。
転職の意思はあるものの仕事が忙しくてなかなか時間を作ることができない…
という方は、転職エージェントを利用するべきでしょう。
5. 企業との交渉を自分でおこなえるかどうか
転職する理由は人それぞれですが、待遇改善や年収アップを目的として転職するのであれば、企業側と積極的に交渉し、より良い条件を引き出すべきです。
しかし、企業側との交渉は、決して簡単におこなえるようなものではありません。希望の条件を引き出すとなればなおさらです。
そもそも待遇や報酬に関して交渉なんてできるの?
という方も少なくないでしょう。
転職エージェントでは条件交渉も代行してもらうことができ、コンサルタントは条件交渉のプロなので、交渉がうまくまとまる可能性が高いというメリットもあります。
条件交渉に自信のある方や慣れている方であれば自分で交渉することによって、より自身が納得できる条件を得る可能性が高いですが、そうでない場合はプロに任せましょう。

転職活動に転職エージェントを利用する5つのメリット

転職活動に転職エージェントを使うべきかどうか悩んでいる場合、転職エージェントを利用するメリットも一つの判断基準になります。
転職エージェントを利用するメリットに魅力を感じるのであれば、積極的に活用するべきです。
転職活動に転職エージェントを利用する主なメリットとしては、
- 魅力的な求人をたくさん保有している
- エージェントによる手厚いサポートが受けられる
- アドバイスをもらえる
- 企業の情報を保有している
- 転職活動を効率化できる
の、5点があげられます。
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
メリット1. 魅力的な求人をたくさん保有している
転職エージェントには、ハローワークなどの公的なサービスや転職サイトに掲載されていない魅力的な求人が数多く掲載されています。

それらの求人の中でも特に注目すべきなのが、「非公開求人」や「独占求人」と呼ばれるものです。
企業は公開する場所を限定することによって応募の時点で対象者をある程度ふるいにかけ、より優秀な人材を確保したり、採用にかかる手間を省いているのです。
また、非公開求人や独占求人は、仕事の内容や報酬、待遇の面でも優れています。
非公開求人や独占求人のような魅力的な求人に応募できる点は、転職活動に転職エージェントを利用する大きなメリットの一つです。

メリット2. コンサルタントによる手厚いサポートが受けられる
転職エージェントで転職活動を始める場合、コンサルタントによるさまざまな手厚いサポートが受けられるようになります。
受けられるサポートは利用する転職エージェントによって異なりますが、代表的なものとしては、以下のことがあげられます。
- カウンセリング
- 求人情報の紹介
- 面接の日程調整
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 条件交渉
転職先が決まり、実際に働き始めた後も、定期的にヒアリングをおこなってアフターフォローしてくれる転職エージェントもあるほどです。
転職サイトの中にも転職について相談できるところはありますが、必ずしもここまで充実したサポートを受けられるわけではありません。

メリット3. アドバイスをもらえる
これまで転職活動に取り組んだことがない方や経験の乏しい方の場合、色々と悩んでしまい、活動が停滞してしまうことが多々あります。
自分がやろうとしていることや進め方、考えた方が正しいのか確証が持てず、悩んでしまうケースも少なくありません。
コンサルタントは転職活動をサポートするプロフェッショナルです。
転職に関して豊富な知識を持ち合わせており、同じような悩みを抱えた転職希望者のサポート経験も豊富です。
何より、いつでも気軽に相談できる心強い味方がそばにいることで、安心して転職に取り組めるようになります。
これも、転職サイトにはない転職エージェントならではのメリットの一つです。
メリット4. 企業の情報を保有している
転職を希望している企業からの採用を勝ち取るには企業分析が必要不可欠です。
また、ブラック体質な経営をおこなっている企業への転職を避けるためにも情報のリサーチと分析は欠かせません。
そこで活用するべきなのが転職エージェントです。
転職エージェントは企業とのつながりが強く、独自の情報網を持っているため、個人だと集めるのが難しくなりがちな企業の内部情報も所有しています。

メリット5. 転職活動を効率化できる
転職エージェントで転職活動をスタートさせた場合、手間のかかる作業をコンサルタントに代行してもらえるようになります。
例えば、転職活動においてもっとも手間のかかる求人情報のリサーチもコンサルタントが代行してくれます。
また、応募後の企業とのやりとりもコンサルタントが率先しておこなってくれます。
コンサルタントに全てを任せっきりにするのは、転職に失敗してしまう可能性が高くなるためおすすめできませんが、こういったサポートを上手く活用できれば、転職活動を効率的に進めることが可能です。
転職活動に転職エージェントを利用する3つのデメリット

転職活動に転職エージェントを利用するべきかどうかで悩んでいるのであれば、転職エージェントを利用するデメリットについても把握しておきましょう。
看過できないデメリットがあったり、メリットよりもデメリットの影響の方が大きいと思われる場合も利用するべきではありません。
転職活動に転職エージェントを利用する主なデメリットとしては、
- 自分のペースで進めにくい
- コンサルタントとの相性が合わない可能性がある
- サポート内容や質に差がある
の、3点があげられます。
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
デメリット1. 自分のペースで進めにくい
コンサルタントがサポート役としてさまざまな作業をおこない、自主的に進めてくれる点は転職エージェントならではのメリットです。
転職サイトであれば自分の好きなタイミングでリサーチをおこない、自分の好きなタイミングで応募できるため、複数の求人をリストアップし、よく比較した上で応募することもできます。
一方、転職エージェントの場合だと、コンサルタントに紹介された求人に応募するという流れが一般的です。
コンサルタントは、良い求人が見つかった場合その都度求人情報を共有してくれますが、その対応が「急かされている」と感じてしまう方も少なくないようです。
また、サポート期間が決まっている転職エージェントもあり、短期ですぐに転職したい方や期限がある方が積極的に動けるという方にとっては魅力的かもしれませんが、ゆっくり時間をかけて検討したい方にとっては窮屈に感じるでしょう。
デメリット2. コンサルタントとの相性が合わない可能性がある
頼りになる存在であるはずのコンサルタントが、転職エージェントを利用する上でネックになってしまう可能性があります。
転職エージェントに在籍しているコンサルタントはサポートのプロですが、性格や転職に関する考え方、仕事ができるかできないかはコンサルタントによって異なります。
転職エージェントで転職活動する場合、コンサルタントと二人三脚で進めていくため、大切なパートナーであるコンサルタントと相性が合わなければ、転職に失敗してしまいかねません。
この人とは合わなそう…
と感じる場合は、サポートセンターに相談して担当のコンサルタントを変更してもらうようにしましょう。
デメリット3. サポート内容や質に差がある
サポート内容や質は転職エージェントによっても大きく異なります。
例えば、苦手な方が多い履歴書や職務経歴書の作成を丁寧にサポートしてくれる転職エージェントもある一方で、そういった応募書類の添削を一切おこなっていない転職エージェントもあります。
また、転職後もサポートを継続してくれるところもあれば、転職が決まった後はノータッチというスタンスをとっている転職エージェントも少なくありません。
サポートの内容については事前にある程度確認できますが、サポートの質は実際にサポートを受けてみてからでないと判断できないので厄介です。
まとめ

転職活動に転職エージェントを利用するべきかどうか悩んでいる方向けに、転職エージェントを利用するメリットとデメリットについて紹介してきました。
転職エージェントを利用するべきかどうかは、メリット・デメリットで比較してみましょう。
転職エージェントの活用によって期待できるようになるメリットに魅力を感じるのであれば利用するべきですし、デメリットの方が大きいと感じるのであれば利用するべきではありません。
また、判断基準を参考に判断することもできるので、今回紹介した内容を参考にしながら利用するべきかどうか今一度考えてみてください。
